近年コンクリート構造物の早期劣化現象、すなわちコンクリート構造物の寿命(50年)と比較して、それより短い10数年でひび割れ、剥離等の品質劣化が起こる現象が見られるようになりました。
その主たる原因はいわゆる塩害、中性化、アルカリ骨材反応、酸性雨、種々の化学反応による劣化に起因しています。それらによって劣化または劣化が進行しつつあるコンクリート構造物の劣化程度を設備診断調査により明らかにし、さらに将来の劣化傾向を予測することが重要です。
劣化診断フローシートにそって調査することにより、現状の劣化度を知ることができます。その上で適切な補修を施すことにより、設備の維持管理費用を最小限におさえることが出来ます。